2009年 02月 09日
税の役割 |
「税とは、立法府である国会が決めるものである」
これは先日津島雄二自民党税制調査会長がある講演で、最初にお話になった言葉でした。
国会議員になり、地方議会との大きな違いを感じた一つに「税を決める」という仕事があります。
年末に行われる自民党税制調査会で、国会議員が白熱した議論を展開し税の形を成していくのを間近で見て、最初はその迫力に圧倒されました。そして自らも積極的に議論に参加するようになり、意見が徐々に反映されるようになると、政治家として自身の存在意義を感じるようになったのでした。
従来の税の役割とは、「富と繁栄の分配」であり、政府はその富を分けるのが主な仕事でありました。しかし、これからは「富の創出」の色彩が濃くなり、地方分権の時代を迎えれば、さらにこの部分は突出していくことになるでしょう。では、不景気の風が吹き荒れつつある現在、「富の創出」どの分野に税の力を注いで行ったらいいのでしょうか。
私はこれからわが国が基幹産業として育てるべきは、「環境」「医療」「農業」の3つの分野だと確信しています。そして政府は、現時点ではそれぞれの技術そのものに優遇策を講じていますが、私は人材開発にこそ注力すべきだと考えています。特に「100年に一度の不況」といわれている現在こそ、海外から優秀な人材を日本に集め、短期間で人材育成を成し遂げ、今まで培ってきた技術と合わせて、この不況を脱した時に、日本が抜きに出る準備をしておくのです。そのために、税の力を「環境」「医療」「農業」に特化して使うのです。
「税」とは、取られて損したと思われるものでなく、未来への投資として進んで納税したくなるような制度にしていかなくてはいけません。国の繁栄に向かうための投資として、「税」の目指す方向性を明確にして、その効果を国民の皆様に納得いただけるようにする。これこそが、国会議員の仕事であると私は考えています。
これは先日津島雄二自民党税制調査会長がある講演で、最初にお話になった言葉でした。
国会議員になり、地方議会との大きな違いを感じた一つに「税を決める」という仕事があります。
年末に行われる自民党税制調査会で、国会議員が白熱した議論を展開し税の形を成していくのを間近で見て、最初はその迫力に圧倒されました。そして自らも積極的に議論に参加するようになり、意見が徐々に反映されるようになると、政治家として自身の存在意義を感じるようになったのでした。
従来の税の役割とは、「富と繁栄の分配」であり、政府はその富を分けるのが主な仕事でありました。しかし、これからは「富の創出」の色彩が濃くなり、地方分権の時代を迎えれば、さらにこの部分は突出していくことになるでしょう。では、不景気の風が吹き荒れつつある現在、「富の創出」どの分野に税の力を注いで行ったらいいのでしょうか。
私はこれからわが国が基幹産業として育てるべきは、「環境」「医療」「農業」の3つの分野だと確信しています。そして政府は、現時点ではそれぞれの技術そのものに優遇策を講じていますが、私は人材開発にこそ注力すべきだと考えています。特に「100年に一度の不況」といわれている現在こそ、海外から優秀な人材を日本に集め、短期間で人材育成を成し遂げ、今まで培ってきた技術と合わせて、この不況を脱した時に、日本が抜きに出る準備をしておくのです。そのために、税の力を「環境」「医療」「農業」に特化して使うのです。
「税」とは、取られて損したと思われるものでなく、未来への投資として進んで納税したくなるような制度にしていかなくてはいけません。国の繁栄に向かうための投資として、「税」の目指す方向性を明確にして、その効果を国民の皆様に納得いただけるようにする。これこそが、国会議員の仕事であると私は考えています。
by naomitokashiki
| 2009-02-09 18:04
| 活動報告