日本初のカーボン・ニュートラル・ステーション摂津市駅誕生！

CO2の排出量をゼロにする、日本初のカーボン・ニュートラル・ステーション「摂津市駅」が3月14日に誕生し、私は前日の記念式典に参加しました。

「摂津市駅」は、阪急電鉄開業１００周年の節目の年に、環境への取り組みのシンボル駅として摂津市の玄関口に設置されました。

この駅の特長は一言でいえばCO2排出量が実質ゼロであるということです。
それは数々の最先端の環境技術を駆使することによりCO2の排出を半分に抑え、残りは植林で減ったCO2排出削減分を、兵庫県の森林組合から「購入」という形で資金援助することで、駅全体の排出量を差し引きゼロにしました。このような方式は、国内のオフィスビルで導入された実績はありますが、駅としては「摂津市駅」が日本で初めてとなります。

摂津市駅の環境に対する取り組みは以下の通りです。（抜粋）

1 ．消費する電力を生みだす為にホームの上に太陽光パネルを設置し、一般家庭の30軒分の電力をつくり出し、
　　 CO2を年間約25トン削減。

2．消費電力の少ないLED照明を利用し、男性用トイレは水を使わないようにし、通常使うエネルギーの1/5 を削減す
　　るエレベーターを設置。

3．雨水を使って散水やトイレの洗浄をし、給湯システムは2/3のエレルギーを削減できるヒートポンプ式を採用。

4．地球温暖化対策として駅の壁面の一部を緑化している。

5．エコ活動の一環として、駅前にはレンタルサイクル施設も持ち、廃油を使ったバスも循環している。

環境政策へ積極的に取り組んできた私の地元で、このような素晴らしい駅ができたことを、心から嬉しく誇りに思います。公共施設を使って行政と企業が連携し、積極的に環境への取り組みの姿勢を示すということは、国民の皆さんの意識を変えていく上でとても大きな効果があります。特に、地域の名前の付けた駅は、街のシンボルになるのでその効果は絶大と言えます。今後、国にとって何より大切なのは、このような駅が続けてあちこちで誕生していくことです。政治家として、私も「摂津市駅」のPRに一役買って、CO2削減の啓蒙活動のために、少しでも役にたてるように頑張っていきたいと思います。

盛大だった摂津市駅開業セレモニー


　　
太陽光発電によって生み出された電力量がホームに居ても分かります　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　
駅で実施されているエコ技術を詳しく説明



駅の地下の廊下に表示されている環境への取り組み　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　
駅壁面の緑化で、見た目も美しくCO2削減もしています

　　　　　　　　　 　　　
レンタサイクルは、電動自転車も完備されています　　　　　


　
廃油を使ったバイオディーゼル燃料で走るバスです