2010年 07月 13日
特攻隊員の遺言 |
「今さえ良ければいい」「自分さえ良ければいい」そんな考え方は、日本人にはなかった筈だ・・・
最近よく打ち出されるバラマキ政策を見ながら、私はずっと疑問を抱いていました。そんな時、私は、大阪出身の特攻隊員の大石清伍長の妹さんへの遺書に目が留まりました。
「なつかしい静(しい)ちゃん! お別れの時が来ました。兄ちゃんは、いよいよ出撃をします。この手紙が届くころには、沖縄の海に散っています。思いがけない父、母の死で、幼い静ちゃんを一人のこしていくのは、とても悲しいですが許して下さい。兄ちゃんの形見として静ちゃんの名で預けてある郵便通帳とハンコ、これは静ちゃんが 女学校に上がる時に使って下さい。時計と軍刀も送ります。これも木下のおじさんに頼んで、売ってお金に換えなさい。兄ちゃんの形見などより、これからの静ちゃんの人生の方が大事なのです。 もうプロペラが回ってます。さあ、出撃です。
では兄ちゃんは征きます。泣くなよ静ちゃん。がんばれ!」
まだ若く、将来に夢も希望もあるはずなのに、自分の意志とは関係なく戦争に巻き込まれ、結局自らの人生を閉じることになってしまった・・・そんな自分の人生を嘆くことも一切なく、死に向かう瞬間まで、ただひたすら一人残す妹の人生を思いやる兄。想像を絶する極限の状態で、自分よりも他者を慮るこの気持ち。今の日本は、このような思いを持った多くの方々の犠牲の上に、成り立っているのです。この国の将来を憂い、家族を思って無念の思いの中で散って行った方々から、バトンを渡されている私達の世代は「今さえ良ければいい」「自分さえ良ければいい」、「自己責任を放棄し、他者に責任を転嫁していく」こんな甘い考え方とは、絶対決別しなくてはいけないのです。
次の世代に想いを馳せ、責任ある行動の取れる力を、これからの日本はつけなくてはいけません。今回の参議院選挙の結果を、責任ある一歩につなげていかなくては・・・そんな思いを強くした、この夏でした。
6月29日小泉進次郎衆議院議員と街宣活動の様子
最近よく打ち出されるバラマキ政策を見ながら、私はずっと疑問を抱いていました。そんな時、私は、大阪出身の特攻隊員の大石清伍長の妹さんへの遺書に目が留まりました。
「なつかしい静(しい)ちゃん! お別れの時が来ました。兄ちゃんは、いよいよ出撃をします。この手紙が届くころには、沖縄の海に散っています。思いがけない父、母の死で、幼い静ちゃんを一人のこしていくのは、とても悲しいですが許して下さい。兄ちゃんの形見として静ちゃんの名で預けてある郵便通帳とハンコ、これは静ちゃんが 女学校に上がる時に使って下さい。時計と軍刀も送ります。これも木下のおじさんに頼んで、売ってお金に換えなさい。兄ちゃんの形見などより、これからの静ちゃんの人生の方が大事なのです。 もうプロペラが回ってます。さあ、出撃です。
では兄ちゃんは征きます。泣くなよ静ちゃん。がんばれ!」
まだ若く、将来に夢も希望もあるはずなのに、自分の意志とは関係なく戦争に巻き込まれ、結局自らの人生を閉じることになってしまった・・・そんな自分の人生を嘆くことも一切なく、死に向かう瞬間まで、ただひたすら一人残す妹の人生を思いやる兄。想像を絶する極限の状態で、自分よりも他者を慮るこの気持ち。今の日本は、このような思いを持った多くの方々の犠牲の上に、成り立っているのです。この国の将来を憂い、家族を思って無念の思いの中で散って行った方々から、バトンを渡されている私達の世代は「今さえ良ければいい」「自分さえ良ければいい」、「自己責任を放棄し、他者に責任を転嫁していく」こんな甘い考え方とは、絶対決別しなくてはいけないのです。
次の世代に想いを馳せ、責任ある行動の取れる力を、これからの日本はつけなくてはいけません。今回の参議院選挙の結果を、責任ある一歩につなげていかなくては・・・そんな思いを強くした、この夏でした。
6月29日小泉進次郎衆議院議員と街宣活動の様子
by naomitokashiki
| 2010-07-13 15:41