2011年 05月 06日
我欲を捨てる |
天皇皇后両陛下と我が国の総理、それぞれが被災地へと訪問なさっているのに、国民は真逆の印象を持ったように感じました。両陛下と比べるのは非常に無礼とは存じますが、この反応の違いは一体どうして起こってしまったのでしょうか。
天皇皇后両陛下は、災害に見舞われた国民の気持ちに寄り添うかのように、次々と心のこもった行動を起こされました。まず3月16日に東日本大震災の被災者や国民に向けた異例のビデオメッセージを自ら発表され、そして計画停電の始まった時期から皇居において2時間の停電をお決めになり、現在もそれを続けていらっしゃいます。そして訪れた避難所では、災害にあわれた方々に、ひざを突き合わせて手を握り労いの言葉を発せられ・・・その天皇皇后両陛下の慈悲深いお姿に、心打たれ、立ち上がる元気を頂戴した国民はとても多かったのではないでしょうか。そして日本人に生まれて良かったと、むしろ誇りにすら感じることができたのでした。
これに対し、わが国の総理は「もう帰るのですか!」という言葉を、被災された方に投げつけられていました。
もちろん国の最高責任者なので、何事においても責任を追及されるのが仕事ではありますが、それを差し引いても本来言われる筈のない言葉です。スケジュールを改めて調べてみると、避難所ではわずか10分余りの滞在しか時間を取っておらず、その訪問の目的が、一人ひとりの被災者の気持ちを思いやるのではなく、訪問した実績作りにだけ訪れたのが誰の目からも明らかでした。その総理の本来の目的を見抜いたからこそ、思わず発してしまった象徴的な言葉だったのです。
このような場面では心から相手を思いやった時にのみ、初めて人の心は動かせるのではないでしょうか。一言で言えば「我欲を捨てる」ことができるか否かの違いです。現在落選している私は、きっと「我欲」を捨てるための修行を、させて頂いているのだ、私はこのような機会を頂いてもっと感謝しなくてはいけないと改めて思いました。
日本の復興、政治の再生もすべて「我欲を捨てる」ことから始まるのではないでしょうか。復興の一助となる行動を、私もひとつひとつ起こして行きたいと思います。
天皇皇后両陛下は、災害に見舞われた国民の気持ちに寄り添うかのように、次々と心のこもった行動を起こされました。まず3月16日に東日本大震災の被災者や国民に向けた異例のビデオメッセージを自ら発表され、そして計画停電の始まった時期から皇居において2時間の停電をお決めになり、現在もそれを続けていらっしゃいます。そして訪れた避難所では、災害にあわれた方々に、ひざを突き合わせて手を握り労いの言葉を発せられ・・・その天皇皇后両陛下の慈悲深いお姿に、心打たれ、立ち上がる元気を頂戴した国民はとても多かったのではないでしょうか。そして日本人に生まれて良かったと、むしろ誇りにすら感じることができたのでした。
これに対し、わが国の総理は「もう帰るのですか!」という言葉を、被災された方に投げつけられていました。
もちろん国の最高責任者なので、何事においても責任を追及されるのが仕事ではありますが、それを差し引いても本来言われる筈のない言葉です。スケジュールを改めて調べてみると、避難所ではわずか10分余りの滞在しか時間を取っておらず、その訪問の目的が、一人ひとりの被災者の気持ちを思いやるのではなく、訪問した実績作りにだけ訪れたのが誰の目からも明らかでした。その総理の本来の目的を見抜いたからこそ、思わず発してしまった象徴的な言葉だったのです。
このような場面では心から相手を思いやった時にのみ、初めて人の心は動かせるのではないでしょうか。一言で言えば「我欲を捨てる」ことができるか否かの違いです。現在落選している私は、きっと「我欲」を捨てるための修行を、させて頂いているのだ、私はこのような機会を頂いてもっと感謝しなくてはいけないと改めて思いました。
日本の復興、政治の再生もすべて「我欲を捨てる」ことから始まるのではないでしょうか。復興の一助となる行動を、私もひとつひとつ起こして行きたいと思います。
by naomitokashiki
| 2011-05-06 13:30
| 活動報告