循環器病を減らす街

「国立循環器病センターが吹田操車場跡に誘致決定！」‥‥この発表を聞いた瞬間、私は決定を心待ちにしていた多く方の顔を思い浮かべました。しかし、本当の勝負はこれからです。国循のプロジェクトは、単なる移転事業ではなく「医療を柱にした街づくり」=「循環器病を減らす街」を、アベノミクスの一翼として、世界で初めてこの地で挑戦しようとしているからなのです。

私は落選中、国循の向かいの大阪府薬剤師会会営吹田薬局で薬剤師として勤務していました。現場で驚いたのは、紙袋いっぱいに薬を持ち帰る患者さんがあまりにも多くいらっしゃる事でした。薬剤師として、政治家として何か出来ることはないか‥‥調剤しながら考えに考えた政策が「循環器の病を減らす街づくり」でした。

循環器の病は、いわゆる生活習慣病なので「食事と運動のバランス」を取ることが予防のポイントになります。一人で取り組むと大変な食事と運動のバランスも、誰かと一緒に取り組めば効果を上げることができるのではないか、健康で年を重ねるのが楽しくなる街、この点を柱に目指す街の姿を考えました。

まずは近所の医療機関からアドバイスを貰いながら、一人ひとりが健康管理をします。さらに人間関係の横のつながりが強い吹田市・摂津市であれば、お友達や近所の方と一緒に、互いに刺激しあって取り組むのも楽しいかもしれません。予防医療に取り組めば果たしてどれだけ効果があるのか、世界で初めての数値化に挑戦していきたいと思います。

また予防医療で積み重ねたノウハウを上手に活かして、「循環器の病を減らす街」として常に新しいものを発信して、経済活動にもつなげるようにします。

街を訪れた人は、希望があれば健康状態をチェックして、相応しい運動を提案し、その効果も数字で表します。運動後の食事は「減塩」のお店で運動した分のカロリーで食事が出来ます。もしかするとエスカレーターも手すりも逆に回っていて、意識しないうちに運動をさせられてしまう街になるかも知れません。

このように言葉の通じない人にも「循環器の病を減らす街」と分かるように見せるとこができれば、世界に通じる観光地になるのも夢ではありません。政治の仕事は「未来を創る」ことです。私はこの取り組みに政治生命を賭けて取り組みますので、お力添えよろしくお願い致します。