2017年 12月 13日
パリ気候変動サミット2日目 |
夜中2時半まで事務仕事をしていて、5時半に起きるつもりが‥目を開く直前『何だか沢山寝すぎた気がする』よぎった不安は見事的中 えっ、6時半!この時間はホテルのレストランで朝食を取る約束をした時間です。慌てて秘書官にメールをしたら、何故か大阪の秘書さんから返事が‥『お間違えではありませんか?』との内容に『やってしまった‼︎ 』。これで私が寝坊した話は、地球を半周して、日本の秘書さんたち全員にバレてしまったのでした(^^;;
優しい秘書官の機転で、手作りしてくれたサンドイッチを車内で頂きながら『気候変動サミット』の会場に向かいました。寝坊して同行のスタッフさん達にはご迷惑をおかけしましたが、スケジュールには全く影響ありませんでした。なんとか帳尻を合わすのが得意な私の能力を、今朝もまた見事に発揮してしまいました(^_−)−☆
『気候変動サミット』の会場に着くと、重装備をした軍人がそこら中で警戒している物々しい雰囲気の中でボディーチェックが行われました。世界的にテロが頻発しているので、慎重になるのは理解できます。
身体は寒くてブルブル、足は凍った路面でツルツル滑りながら、セーヌ川にかかった凍った橋を渡り、何とか会場に到着。後ろを振り返ると積水ハウスのI役員さんにぱったりお目にかかり、思わず驚きの声を上げてしまいました。積水ハウスさんは先日視察で案内も頂き、最近では環境大臣賞もお取りになった国内で環境政策に秀でた企業です。情報収集の為にパリにまでいらしているとの事。さすが素晴らしい企業だと改めて思いました。
会場内で着席するとすぐにサミットは始まり、河野外務大臣が第一セッションのゲストとしてスピーチを行いました。我が国の優れた技術を駆使し、環境金融をリードしつつ地球温暖化対策のイノベーションを起こす。日本は技術開発で世界に貢献をしていくと、インパクトのあるスピーチをなさいました。その後、よく国際会議でお目にかかるカニエテ欧州委員会委員やカナダのマッケナ環境大臣が次々とパネリストとして登場されました。
午前の会議がひと段落した後、EU議長国のシュテルク・ブルガリア外務副大臣とバイ会談を行いました。COPの評価と今後の課題、来年のMOCAの課題、タラノア対話(COP24で行われる対話)の検討事項について質問をしました。すると「日本はどうなのですか」と同じ質問がブーメランの様に帰ってきて、私が自身の質問に答えることになりました。日本が主張すべき事は明確に説明し、納得頂きました。シュテルク副大臣からも回答を頂き、多岐にわたった議論は熱を帯びて、1時間を超える密度の高い会談となりました。
休む間も無く午後は『気候変動と水:増大するリスクと適応戦略』について私が講演をさせて頂きました。日本の優れた技術をいかに他国で活かしているか具体例を紹介しました。会場では頷いて聞いてくれる方が多く、リラックスして説明することができ、微力ながら我が国の環境政策をアピールする事が出来たと自負しています。
これで全ての日程は終了‼️環境省、外務省、OECDのチーム全員で握手をして別れました。さあ、これから帰国です。帰国後、翌日からは直ぐに沖縄出張です。引き続き頑張ります‼️
寝坊しない様に‥
by naomitokashiki
| 2017-12-13 11:44
| 活動報告