2008年 08月 08日
新しい発想 |
「研究以外の財務、広報、知財、運営の専門性を有する支援人材育成の施策を検討して欲ください!」現在世界的に注目されている京都大学のiPS細胞研究の山中伸弥センター長からの要望です。
8月1日、私は幹細胞研究支援議員連盟の一員として、京都大学に視察に訪れました。どこを見ても年代を感じる古めかしい狭隘な施設で、世界最先端の研究が良くぞなされているものだと感心しながら見学を終えました。
最後に設けられた話し合いの機会では研究に対する支援要望が当然出てくると予想していた私にとって、上記の言葉は想定外でした。
近年、欧米と日本の研究体制に大きな違いが二つ出てきたそうです。一つは、将来性のあるテーマに対しては官民協力して多額の研究費を投じて設備を充実させること。
もう一つは、研究者が研究に専念できるよう手助けをする人材を厚く配置することです。
欧米では、国際競争の激化している研究者1人には、平均2人以上のサポートが付くのが当たり前だそうです。
それも、大学院で財務、広報、知財、運営の専門性を有する高い専門教育を受けたスペシャリストです。
この話を聞いて、そのテーマの援助ばかりに政治家は目を奪われやすくなりますが、セットでバックアップ体制の整備も考えなくては、機能しないという顕著な事例だと、私は目から鱗の落ちるような思いがしました。
21世紀に入り、社会のあらゆる面で価値観が大きく変わり前例主義が通じない「答えのない時代」に世界は突入しています。そのような見えない環境で国を繁栄させるには、「新しい発想する技術」を磨くことと、それを「サポートする人材」を育成すること、これを同時に着手することが大切なのです。
政治の世界も同じです。政治家には明るい未来を切り開く斬新な政策立案能が求められ、またそれを支えて下さる国民の皆様との連携関係をどう築くかが重要なのです。
「新しい発想」と「支える人材」これを併せて揃えることが、明日の日本の国力を高める近道だと気付かされた視察となりました。
8月1日、私は幹細胞研究支援議員連盟の一員として、京都大学に視察に訪れました。どこを見ても年代を感じる古めかしい狭隘な施設で、世界最先端の研究が良くぞなされているものだと感心しながら見学を終えました。
最後に設けられた話し合いの機会では研究に対する支援要望が当然出てくると予想していた私にとって、上記の言葉は想定外でした。
近年、欧米と日本の研究体制に大きな違いが二つ出てきたそうです。一つは、将来性のあるテーマに対しては官民協力して多額の研究費を投じて設備を充実させること。
もう一つは、研究者が研究に専念できるよう手助けをする人材を厚く配置することです。
欧米では、国際競争の激化している研究者1人には、平均2人以上のサポートが付くのが当たり前だそうです。
それも、大学院で財務、広報、知財、運営の専門性を有する高い専門教育を受けたスペシャリストです。
この話を聞いて、そのテーマの援助ばかりに政治家は目を奪われやすくなりますが、セットでバックアップ体制の整備も考えなくては、機能しないという顕著な事例だと、私は目から鱗の落ちるような思いがしました。
21世紀に入り、社会のあらゆる面で価値観が大きく変わり前例主義が通じない「答えのない時代」に世界は突入しています。そのような見えない環境で国を繁栄させるには、「新しい発想する技術」を磨くことと、それを「サポートする人材」を育成すること、これを同時に着手することが大切なのです。
政治の世界も同じです。政治家には明るい未来を切り開く斬新な政策立案能が求められ、またそれを支えて下さる国民の皆様との連携関係をどう築くかが重要なのです。
「新しい発想」と「支える人材」これを併せて揃えることが、明日の日本の国力を高める近道だと気付かされた視察となりました。
by naomitokashiki
| 2008-08-08 17:10
| 活動報告